Proposal
AIは果たして理想のオフィス空間をデザインしうるのでしょうか?
そのような空間を人は納得して受け入れられるのでしょうか?
本作品はモニターと投票箱から構成されます。モニターにはAIがテキストから生成した未来のオフィスが表示されます。たとえば「2030年にコクヨが発表する最高のオフィス空間」「生き返ったコルビジェがデザインしたオフィス」などの言葉をキーとして人工知能が自動生成した空間デザインに対し、鑑賞者は投票という古典的かつ政治的な意思提示システムを用いて、1票をYESかNOに投じます。投票箱は透明な素材で作られており、人々がAIによるオフィスデザインを受け入れるのか否かがリアルタイムに可視化されます。
本作はハンス・ハーケ(Hans Haacke)が1970年に発表した「MoMA Poll」にインスパイアされています。2020年代における権力、つまりAIやアルゴリズムを支持するかどうかを鑑賞者に問う「AIとの政治学」の最初の試みです。
クレジット
- アーティスト:脇田玲
- 筐体設計:井上岳
- AI画像生成:武谷梨紗子
展示
- Kokuyo Open Lab., 品川, 2022