Akira Wakita

Ant Colony Optimization

2019

3ch Realtime Software

蟻に代表される社会性昆虫は群れで行動する。それぞれの個体はシンプルなルールに従って自律的に行動する。結果として、群れ全体に協調した振る舞いが生まれる。1つ目の映像はよく知られたシンプルな群衆シミュレーションで、3つのルール(個体間の衝突を避ける、周りの進行方向に合わせる、群れから離れすぎないようにする)を満たした行動をすることで、協調した振る舞いを実現している。2つ目は捕食行動に着目し、捕食者間にコミュニケーションがない原始的な状態をモデリングした。通信手段がないと協調は生まれない。3つ目は蟻コロニー最適化のシミュレーション。餌を見つけた個体はフェロモンを分泌しながら巣に戻る。フェロモンを見つけた個体はそれに沿って移動し、餌を見つけたら自分もフェロモンを分泌しながら巣に戻る。ただそれだけで餌と巣を結ぶ最適な経路が生まれる。シンプルな通信ルールと鮮やかな最適化。蟻の群れは通信技術が埋め込まれたIoT機器や自動運転のお手本でもあるのだ。

クレジット

  • 制作協力:慶應義塾大学SFC 脇田玲研究室

展示

  • 虫展, 21_21 DESIGN SIGHT, 2019
Ant Colony Optimization — image 1 Ant Colony Optimization — image 2 Ant Colony Optimization — image 3