Count The Number of Photons
これらの映像は眼球に入り込む光の粒子を描いたものです。モニターは、視神経のように張り巡らされたケーブルを通して、脳のメタファであるPCに接続されます。
光の粒子のことを光子(こうし、フォトン)を言います。質量はゼロ、大きさも電荷もゼロです。映画館と同程度の暗い部屋でさえ、あなたの指先にはたった1秒間に4000億個のフォトンが降り注いでいます。日光の下ではその数は10万倍になります。膨大な数のフォトンが大地、床、壁、樹木、人にぶつかり、膨大な数の反射をし続けることで、我々の「見る」は成立しているのです。太陽から1億5000万キロの旅路を経て、次々に新たなフォトンが地上に到着し、インタラクションを続けていく。そのような空間に我々の身体は浸されています。その一部が眼球に到着し、レンズの役割を果たす水晶体を通して、網膜に当たり、その衝突エネルギーが電気エネルギーに変換され、視神経を伝達していきます。目の前を飛び交う光子の数を想像してみてください。
クレジット
アーティスト:脇田玲
ツール開発:水野雄基
展示
- AnyTokyo, kudan house, 2019